出会ってすぐ仲良くなる恋愛心理学

人(ひと)と出会っ(であっ)てからすぐに仲良く(なかよく)なることは、難しい(むずかしい)と思い(とおもい)ますか？難しい(むずかしい)と思う(とおもう)あなたにも、実は(じつは)簡単(かんたん)に知り合っ(しりあっ)たばかりの人(ひと)と仲良く(なかよく)なれるワザがあるんです。まず、人(ひと)と人(ひと)が親しく(したしく)なる場合(ばあい)について見(み)ていくことにしましょう。あなたは、「類似性(るいじせい)」と「相補(そうほ)性(せい)」という言葉(ことば)をご存じ(ごぞんじ)ですか？簡単(かんたん)に言う(いう)と「似(に)ている」か「正反対(せいはんたい)」であるということです。人(ひと)と人(ひと)とが仲良く(なかよく)なるには、これら2つの心理(しんり)要素(ようそ)が働く(はたらく)といわれています。例えば(たとえば)、想像(そうぞう)してみてください。あなたがホラー映画(えいが)好き(すき)だとします。ある日(あるひ)、合コン(ごうこん)で偶然(ぐうぜん)出会っ(であっ)た異性(いせい)が「あなたホラー映画(えいが)好き(すき)なの？私(わたし)も好き(すき)〜」と言っ(といっ)たとします。そうすると、同じ(おなじ)話題(わだい)で話(はなし)が合う(あう)ので、自然(しぜん)と会話(かいわ)が弾ん(はずん)で親しく(したしく)なっていくはずです。これが、「類似性(るいじせい)の法則(ほうそく)」により生まれ(うまれ)た関係(かんけい)なのです。出会っ(であっ)た瞬間(しゅんかん)は、お互い(おたがい)のことがあまり良く(よく)わからず話題(わだい)探し(さがし)に困り(こまり)ます。でも、相手(あいて)との類似点(るいじてん)を見つける(みつける)ことによって、強い(つよい)親近感(しんきんかん)を瞬時(しゅんじ)に得ること(えること)ができるのです。では逆(ぎゃく)に「相補(そうほ)性(せい)」とはどんなものでしょう。先ほど(さきほど)の類似性(るいじせい)とは逆(ぎゃく)で、自分(じぶん)には足りない(たりない)部分(ぶぶん)を相手(あいて)が補っ(おぎなっ)てくれるということを指し(さし)ます。また、相手(あいて)が持っ(もっ)ていないものについて自分(じぶん)が持っ(もっ)ているという場合(ばあい)も当てはまり(あてはまり)ます。例えば(たとえば)、結婚(けっこん)することを考える(かんがえる)にあたっては特に(とくに)相補(そうほ)性(せい)が重要(じゅうよう)となってきます。く家計(かけい)をうまくサポートしてくれるか、お料理(おりょうり)ができるかなどとったことですね。男性(だんせい)は特に(とくに)これらを考慮(こうりょ)した上(うえ)で結婚(けっこん)を考える(かんがえる)のではないでしょうか。ただし、最初(さいしょ)から相補(そうほ)性(せい)ばかり見(み)せていると、相手(あいて)が引い(ひい)てしまう可能性(かのうせい)もあります。あくまでも、相補(そうほ)性(せい)が有効(ゆうこう)なのは仲(なか)が良く(よく)なってからである、ということを覚え(おぼえ)ておきましょう。まとめると、出会い(であい)の段階(だんかい)においては「類似性(るいじせい)」、関係(かんけい)が進展(しんてん)すると「相補(そうほ)性(せい)」が大切(たいせつ)になってくるということですね。